昨日のオープンキャンパス&大学研究家・山内太地さんのテレビ出演

シルバーウィーク初日のオープンキャンパス,アクティブなネットユーザーに期待する本間ゼミの裏メニュー7月に続いて惨敗だったが,応援に来てくれた1年生といろいろな話ができたのは収穫だった。午後は思わぬ飛び入りもあって少し賑やかな演習室になった。


前期試験が終わっていない学生もいる上に連休中で,他の学生の予定が立たない中で駆けつけてくれたのは,2009/09/03に記した大学研究家の山内太地さんが来学した際に囲む会に参加してしっかり名刺をもらっていた学生さん。山内さんの本をネタに進路や資格の話などもでき,人のネットワークの大切さを知ってもらえたと思う。以下のビデオも見てもらい,今の社会における“組織内個人”の重要性も話させてもらった。

なお,上述の山内さんが9月18日にテレビ出演された番組記録が公開された。スペシャルの2時間番組ということで新潟では残念ながら放映されない可能性もあるが,ここに記されている『自主性を育てるシステム』については自分自身可能な限り考え続けたい。


ところで昨日のオープンキャンパス参加者のブログエントリーを検索してみたところ,国際地域学部希望者ではないが,『英語重視』という説明を聞いて新潟県立大学受験を断念するとの記事があった。

どのような力を入学までの間につけてもらい,どのような教育を売り物にするのか(例えば英語が苦手でも大学できちんと身につく,など),上記の『自主性を育てるシステム』構築とも考えあわせながら,幅広い情報を発信していくことの重要性を再認識するばかりである。また,そのためにも実際に学んでいる先輩と話をしてもらうのが一番よいと考えて裏メニューを企画したことを記しておきたい。次回以降も出張等がない限り開催するので,受験予定のみなさんはどうぞご期待を!

明9月19日はオープンキャンパス

ここでのアナウンスが遅れましたが,明日も研究室にいますので本ブログをお読みの方がいらっしゃいましたらお気軽にお立ち寄りください。大学人って何をしているのか見物していただければ幸いです。


リアルガンダムなどの例に倣い,どうすれば新潟を賑やかにできるか,入学したら一緒に考えたいと思います。

なお,10/31-11/03にはお台場に私・リアル本間が出没します(www.ecosci.jp主宰者として)。詳細は後日!

本間ラボのデータベース容量は8.73KB(追記あり)

最近デザインも一新した新潟県立大学のホームページに以下の表示が。


近日公開予定?

新潟県立大学データベース』ではなく『新潟県立大学 教員データベース』であるのが残念だが,まずは大学の全容の一部が提示されるということだろう。
今月中に教員各自がフォーム形式の記入欄に書き込むようにとのお達しがあったので先日作業したが,項目が決まっている上にHTMLで記しても表示が乱れるなど苦労したがどうにかノルマを果たした。表示結果(まだ学外からは参照不可)のHTMLソースを保存したら8.73KBであった。新大学のサーバにはまずはこれだけ置かせてもらうことになる。
公開まで時間がかかりそうなので,先行公開ということで自分のサイトに転載した。以下のリンクはすべて私費で利用しているプロバイダのサーバ(現時点の使用量は873,756 KB)と本ブログなど学外の無料サービスを使っていることになる。

本間の教員情報(転載)

※こちらには今後も情報を適宜追加予定

データベース立ち上げの会議でいくつか提案したが,データが随時更新される上に可読性の高いCiNii5日前にも言及したばかり)の個人情報へリンクすればよいという提案と,新潟県立大学設置認可申請時に各自が提出した研究業績*1をPDFにして載せれば概要も参照できるという考えは個人的に実行してみた。
自由記載は入学前の受験生に向けてのメッセージを主にしたが,学生あるいは学外の方々にはリンクしてあるコンテンツを参照していただければありがたく思います。
たまたま昨日以下の本を読み終えたところで,「誰でもメディア」という語をキーワードに個人の情報発信の重要性を具体例をあげて論じているところに多くの示唆を得た。学生にも読んで刺激を受けてもらいたいと思っている。
新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に

ところで遅れている新大学の情報発信,夏休み前に学生から相談を受けたあるブログ立ち上げも頓挫していて残念に思っていたところ,

をチェックしたら以下のブログが立ち上がっていた。大学のサーバにお世話にならない「誰でもメディア」の実例として,学生が大学名を出して情報発信を始めてくれたことに応援を送りたい。学生や教職員が続いてくれることを願うばかりである。

*1:文部科学省に提出したものを社会に対して提示できないはずはないので。

ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) という“研究機関”(追記あり)

昨日の別ブログに書いたように,


の予告が昨日の新潟日報朝刊オピニオン欄(22面)に掲載された。なお28面には3日前に書いた新潟大学ときめいと移転のニュースが載っていた。

2009/09/05付け新潟日報朝刊記事(

ゲストの岡本さんは10年勤められたYahoo! JAPANをこの7月で退職され,これまで個人で展開してきた,

の活動に専念することになる。
ARGは最初はメールマガジンの名称であったが,その活動の場はどんどん広がり,独立後早々以下のフォーラムを開催して400人の参加者を集めてしまい,ネット上のニュースでも取り上げられるなど大きな反響を巻き起こした。

ニュースタイトルにあるようにARGは1つのブランド*1,機関になってしまっているのだ。広範な社会活動を踏まえて,学会・研究会等での発表,論文執筆も行っており,その際の肩書きももちろんACADEMIC RESOURCE GUIDEである。
研究情報については,先月デザインを一新したCiNii本ブログでの言及記事参照),


で“ACADEMIC RESOURCE GUIDE”により検索してみればよい。

CiNiiによる“ACADEMIC RESOURCE GUIDE”検索結果
(本日時点,部分)
にサイト,コンテンツへのリンク

研究を行う場は大学・企業などに限られなくなっているし,一般検索と学術情報検索の垣根も低くなっている。そのような中で社会あるいはWebに対して「見える化」を怠ることはもはや許されない。
例えば,

などにあるように,岡本さんの活動の1つは「表現者」を増やすことなのかも知れない。その意味で13日のカフェのタイトルに『一人の市民でもできること』とあるところに期待するところは大きく,学生だけでなく多くの方にご参加いただきたく思う。
個人的にも別ブログで,“ACADEMIC RESOURCE GUIDE”または“ARG”で検索すると現時点で述べ74件のエントリーがあり,いかにその情報にお世話になっているか再認識してしまう。
なお今回岡本さんにゲストをお願いできたのは,以下の学会で新潟にいらっしゃるためである。同学会のテーマは『混迷する社会システムと社会情報学』という時機を得たもので,新潟県知事も特別講演をされる。今という時代における情報活用・発信というものを幅広い視点で見る意味で,こちらもお勧めである。


*1:2008/08/01に記したように,私も「生活環境化学の部屋」あるいは「www.ecosci.jp」をブランドにしたいのだけれど,影響力は遠く及ばない。

「世界の大学めぐり」の山内さんと大学談議(追記あり)

先日書いたように国内全大学踏破を目指している山内さんが昨日来学し,学内視察にご一緒させていただいたり,他大学の情報をいろいろ教えていただいたり,有益な時間を持つことができた。


事前に『もしさしつかえなければ、意欲ある教職員や学生さんとぜひお話ししてみたい』というメールをいただいていたので,本ブログに書いたり(新潟県立大学の最新情報発信では有力ですから),国際地域学部1年生全員にメールを出したりポスターを貼ったりしたのだけれど,あまり多くの方に集まってもらえず本当に残念だった。
視察のことを前もって広報したので,「やらせ」で全学的な活気を演出して見てもらうことも可能だったのにその動きもなく,毎年出されている大学評価本で来年どう書かれるか気になるところである。外からどう見られているのか,公器としてきちんと意識し続ける必要があるだろう。
他大学にまわるという山内さんを新潟駅までお送りしたついでに2人でこの1日からプラーカ1に移転した,

を見学させていただいた。まだパネル展示など準備中だったが,街中で大学の存在をアピールできる存在はうらやましい限り。スタッフの方々にはしっかり階下で開催しているサイエンスカフェにいがたの宣伝もさせてもらった。


ときめいとの前の山内さん

卒業生を輩出した後に,また視察に来てくださることだろう。

夏休みもおしまい(インフルエンザ対策ほか)

夏の実感がないうちに休暇と選挙が終わってしまいました。大学の講義が再開されるということで,新型インフルエンザが気になるところですが,まずは通常のインフルエンザに対する心構えと情報の収集をしっかりと。学生のみなさんは体温計は持っていますか?


体温計で自己管理
※参考:衣服内気候の熱・エネルギー移動と収支(2)(生活環境化学の部屋)

先週のエントリーで取り上げた,

には主人公には菌だけでなくウイルスも見えることが出てくるのを思い出して首を傾けながら,そこが漫画のよさと納得している。そう言えば以前別ブログ(2009/01/23)にそのことを書いたのだっけ。


もやしもん@Wiki(非公認)|インフルエンザ

新型インフルエンザ情報(生活環境化学の部屋)へのリンク書き込み

また同じく別ブログ(2009/08/29)にはインフルエンザ関連で以下の思いがけぬ分子を掲載したばかり。是非ご一読を。

二酸化塩素

ところで,私の研究室にはなぜか流し台がない。改築後の3月に入室して以来,担当者や教授会でも解決を訴えてきたのに延びに延びて「夏休み」という話だったのに今日になっても設置されていない(メールを出しても返事がないし)。インフルエンザ対策上でもとても困っているのだけれどどうなっているのだろう。

見えないウイルスが見えることが大事!
菌類のふしぎ展で撮影)

話は変わって学内にポスターを貼った明後日の研究室企画の紹介。すでに国際地域学科の学生全員にメールを送ったが学内にポスターも掲示本ブログ記事(2008/05/04)がきっかけで知り合い,サイエンスカフェにいがた第19回(ジュンク堂新潟書店,2009/01/24-25)のゲストをお引き受けいただいた大学研究家の山内太地さんが国内全大学視察を目指す中で来学されるのを機にお願いしたもの。山内さんのブログ,

にあるように,なんと本日で勤めていた出版社を退職してフリーの立場で活動するとのことで,その意味でも興味深いお話をお聴かせいただけると思う。


“理想の大学教育”を求め続ける山内さんを囲む会

「こどもから大人まで」の発想を!

久々に新潟が注目されている。

ところで,別ブログに先週とった夏季休暇とその最中の無届出張などについて記載。東京で幅広い情報交換できたほかリアルガンダムに会えるなど収穫多数。


また休暇中に客人と泊まった岩室温泉の宿ではエチゴビールを飲んだのだが,新潟の地ビールが以下の人気漫画で取り上げられている。間違いなく売り上げ増に貢献してくれているだろう。
もやしもん(8) (イブニングKC)


もやしもん」と言えば,2009/04/07にも書いたように,以下の展覧会に協力してたくさんの来場者を招くことにつながった。


この件については,下記解説でも会場の写真入りで紹介されている。

ガンダムにしろもやしもんにしろ,漫画・アニメのもつ力は大きい。同じことを伝えるのでも「こどもから大人まで」という視点は今の時代において重視すべきものになっている。

*1:認定については化石カフェ以降,サイエンスカフェにいがたを助けてくれているスタッフからも大丈夫だろうという話を聞いていた。また第18回カフェのゲストには糸魚川でのヒスイ採集の話もしていただいており,先見の明というところ。