アカデミズムと“拝金主義”

上で茂木健一郎さんのことを書いたが,先週の講義で以下の記事の話をした。

    アカデミズムの危機に戻ろう。社会が拝金主義で塗り込められる気配を感じて,せめてキャンパスにいる間くらいは学究に浸りたいと願う学生はむしろ増えている。
昨夜来,ライブドア本社家宅捜査のニュースでブログ界も賑わっているが(別ブログ記事参照),新しい大学を創るにあたっても,どのような理念に立脚するかをきちんと議論することが,結局は上記のような学生のニーズに応えることになるのだろう。
たまたま,上の記事に並べて,

という小学生がネット株取引をしたり株主になったりしている話題を示したのだが,2つの記事を読み比べて学生はどう受け取ったことだろうか。

    ※蛇足:上掲の茂木さんの記事の中に,ケンブリッジでは穴の開いたセーターを着ていると偉い学者だと思われるという話も出てくるのだが,年々着るものに無頓着になって昨年末には2枚のセーターの肘に穴が開いているのに気付いたばかり。日本では通用しないのだろうな。