ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) という“研究機関”(追記あり)
昨日の別ブログに書いたように,
の予告が昨日の新潟日報朝刊オピニオン欄(22面)に掲載された。なお28面には3日前に書いた新潟大学ときめいと移転のニュースが載っていた。
2009/09/05付け新潟日報朝刊記事(□)
ゲストの岡本さんは10年勤められたYahoo! JAPANをこの7月で退職され,これまで個人で展開してきた,
の活動に専念することになる。
ARGは最初はメールマガジンの名称であったが,その活動の場はどんどん広がり,独立後早々以下のフォーラムを開催して400人の参加者を集めてしまい,ネット上のニュースでも取り上げられるなど大きな反響を巻き起こした。
ニュースタイトルにあるようにARGは1つのブランド*1,機関になってしまっているのだ。広範な社会活動を踏まえて,学会・研究会等での発表,論文執筆も行っており,その際の肩書きももちろんACADEMIC RESOURCE GUIDEである。
研究情報については,先月デザインを一新したCiNii(本ブログでの言及記事参照),
で“ACADEMIC RESOURCE GUIDE”により検索してみればよい。
CiNiiによる“ACADEMIC RESOURCE GUIDE”検索結果(本日時点,部分)
※□にサイト,コンテンツへのリンク
研究を行う場は大学・企業などに限られなくなっているし,一般検索と学術情報検索の垣根も低くなっている。そのような中で社会あるいはWebに対して「見える化」を怠ることはもはや許されない。
例えば,
などにあるように,岡本さんの活動の1つは「表現者」を増やすことなのかも知れない。その意味で13日のカフェのタイトルに『一人の市民でもできること』とあるところに期待するところは大きく,学生だけでなく多くの方にご参加いただきたく思う。
個人的にも別ブログで,“ACADEMIC RESOURCE GUIDE”または“ARG”で検索すると現時点で述べ74件のエントリーがあり,いかにその情報にお世話になっているか再認識してしまう。
なお今回岡本さんにゲストをお願いできたのは,以下の学会で新潟にいらっしゃるためである。同学会のテーマは『混迷する社会システムと社会情報学』という時機を得たもので,新潟県知事も特別講演をされる。今という時代における情報活用・発信というものを幅広い視点で見る意味で,こちらもお勧めである。
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※追記(2009/09/08):岡本さんが参加されたSTSNJ 夏の学校2009(2009/09/04-06)で講演された内容のPDFが公開された。同イベント登壇者のネットでの情報発信状況を事前に検索した結果も紹介。
*1:2008/08/01に記したように,私も「生活環境化学の部屋」あるいは「www.ecosci.jp」をブランドにしたいのだけれど,影響力は遠く及ばない。