今年の白書から(水俣病,少子高齢社会,科学技術創造立国)

先日,

というニュースがあったばかりだが,日本という国が今後どうなっていくのか,まさに正念場である。
そんな中,以下の2つの白書が公表された(一部は今後公開)。


科学技術白書 第1部[PDF]p.70より
(第2章第3節『心豊かな社会の構築に資する科学技術』)

両者で扱われているテーマは,このブログでも再三取り上げており言わずもがなであるが,水俣病や人口減・少子高齢化などは新潟県にとって当事者あるいは重要課題で,新大学にとっても一定の役割が当然求められるだろう。その種蒔きは,今短大にいる学生に対してもなされて然るべきである。
なお,水俣病については先日以下の本を読み,改めていろいろ考えさせられているところであり,今後別ブログにきちんと書きたいと思っている。
〔学芸総合誌・季刊〕 環 Vol.25(2006 Spring) 【特集】水俣病とは何か (環 ― 歴史・環境・文明)

この中の『科学者から見た水俣病研究 --自然科学者と文科系との間の深い溝--』は著者サイトに転載されているが,西村肇さんはチッソ水俣病に続いて新潟でも昭和電工鹿瀬工場がメチル水銀を生成していたことを解明し,2004年に第8回新潟水俣環境賞を受賞されている。
西村さんのサイトを見ても研究者がWebで情報発信することの重要性を痛感する。
余談だが,大学の教員と学生が公開しているブログとして,以下の大阪教育大学によるものが参考になる(ACADEMIC RESOURCE GUIDE ブログ版の情報より)。

余談のおまけで,この週明けからNHK教育テレビの「趣味悠々」でもブログが取り上げられる。