水俣病調査の動きと新しい「環境と人間のふれあい館」サイト

nicol052006-12-09

回り番で今年は町内会の班長をしているのだが,先日回覧板で各戸に配布されることになったのが『水俣病総合対策についてのお知らせ』というビラ。


水俣病総合対策医療事業関連を含む申請書様式ダウンロードサービス(新潟県)
※参考:水俣病対策の保険手帳再開(政府広報オンライン)

未認定患者救済策が進まない中で,取りあえずは健康手帳の申請を要請するものだが,新潟県のサイトには上記のような申請書関連のページはあるものの「水俣病総合対策」についての独立したページは見当たらない。
ただし,以下のサイトがリニューアルされたことがアナウンスされている。

これは,半年前に出ていた,

  • 「環境と人間のふれあい館ホームページ」作成に係る企画コンペの実施について(新潟県,2006/06/27)

のコンペによって新しい作成者が決まってリニューアルされたものだろうが,新潟県のサイト内ではないため,以前のものとURLが変更になっていて,将来また委託業者が代わると再度のURL変更につながるので,何とか固定URLになるよう望みたい。
ところで,水俣病については最近になって以下のような動きが出て,また被害者の間で混乱を起こしてしまっている。是非多くの方に今後の成り行きを注目してもらいたい。

行政による調査自体,水俣病発生時にきちんとやっていなかったことが大きな問題とされており,遅きに失したという感は否めない。被害者サイドに立った対応を重ねて求めたい。
調査という意味では,医療関係者による努力によるものが多々見られるが,最近出版された以下の本も,当時献身的で重要な調査が行われていたことを教えてくれる。調査に応じた母親たちの思いがひしひしと伝わってくる。
水俣・胎児との約束―医師・板井八重子が受けとったいのちのメッセージ

さらに別ブログ記事で紹介した以下の事典にも『水俣病』が項目として載っていることを紹介しておきたい。
現代倫理学事典