新潟県立大学(仮称)のキーワードは?(情報共有と発信の必要性)

一昨日事務局に寄ったら,学外から新大学の問い合わせがあったようで電話を受けた職員が対応していた(質問者は,高校教員,高校生,マスコミ,あるいは受験情報関連企業などいろいろ考えられる)。限段階では詳細や学部名も答えることができず,受験対策などを考えようとしている人たちに適切なアドバイスができない状態である。
また以前書いたように,Webで新大学のことはあまり話題になっておらず,以下のような数少ないブログ記事に書かれているように“見える化”が進んでいないのが本当に気がかりである。

先日上京した際,電車内で多くの広告が最近のテレビでもよく見られる以下のような絵を載せていたが,新潟県立大学(仮称)はまだ検索窓に入る言葉がない状態と言える。


※参考:Googleによる“新潟県立大学 学部”検索結果

ただ,2007/11/18に書いたように,個々の教員が現在の研究内容や将来展望をWebで発信することにより,受験生にメッセージを伝えることは十分可能と考えている*1
それは,2007/11/29に書いた会議における猪口さんの話の中の『宣伝』という語とも関連するだろう。
なお,その会議は時間が1時間しかなく最初に猪口さんが考えられていることを詳しく話されたこともあって,質問の時間は20分ほどしかなく,残念ながら十分な質疑ができなかった面もある。私からの意見では共学になる面という意味での斬新さと宣伝の重要性を強調させてもらっただけに終わった。
認可に向けては越えなければならない県内外の障壁が多々あって今後も変更もありうるので正式には現段階の構想をアナウンスできないけれど,猪口さん自身は現在の2学部案とは違う形をイメージされているとのことである。また,すでにマスコミ等に出ているような英語重視の理由を聴くことができたことはよかったし(私自身の考えは別として*2),教員個々人がバージョンアップして新科目を開講するよう提言されたことは首肯するところがあった。その意味でも上述のようにその新科目等について早急に広くアピールしていく必要があるだろう。
それにしても学内でも相変わらず情報の流通が悪いし,猪口さんとの情報交換もまだまだ不十分である。学外で期待している方々のためにもその点を早急に改善してほしい(と,これは会議では時間がなくて言えなかったこと)。

*1:新大学の教員の担当科目について,現在の科目等と比べて評価する受験生もいるだろうから,それは十分意味を持つと考える。

*2:Web情報の発信時にキーワードについては日本語と英語を併記する必要性をあちこちの学会で強調していることとは共通点もある。