昨日の豚インフルエンザの公開授業(追記あり)

WHOが警戒レベルをフェーズ4に引き上げ,昨朝厚労省が「新型インフル発生」宣言を出したのを受けて関係機関が動き出し,小中高や大学でも生徒・学生への注意喚起等がなされていることがニュースで紹介され,研修など学生が海外へ行き来することの多い大学ではサイトにも情報が掲載されている。

そこでちょうど5限(16:30〜18:00)の「教職総合演習」の時間を公開にして豚インフルエンザの話をすることにして午前中にポスターを貼り出した*1


他に何か行事か何かあったのかGW前の夕刻の講義だったせいか,残念ながら通常の受講生以外の参加はなかったが,以下のようにカードゲームを使ってもらうなどして正しい情報を集める重要性を話した。

演習室のWさんにも加わってもらい4人×4組で実施(画像は加工)

私の講義については毎時間ブログに書いてもらうようにしていて(“調べて書く,発信する”の実践),締め切りは次の時間までとしているが,先ほどチェックしたところ一人だけすでに書いていたので紹介しよう。

なお,今回使ったカードゲームは,


で開発中だったHIVエイズ版を体験してその存在を知ったもので,以下に記したように順天堂大学医学部公衆衛生学教室のH先生に無料で送っていただいた残部を利用したものである。

今回の豚インフルエンザとは関係なくたまたま数日前にそのH先生から新潟でのカードゲーム紹介イベントの打診があり,10月頃実現を目指しての交渉に入ったところである。今回の新型インフルエンザ問題においても,大学という公器は学生のためにも地域のためにも多彩なネットワーク*4とその迅速な活用が必要と再認識した思いでいる。

*1:新入生も一応全員メールが使えるようになったようなのだが,まだメール連絡が有効に機能していないようなので。

*2:来年度にはURL変更。2009/04/15に記したWeb2.0時代のシラバスの実例でもある。また,本学の学生以外にも今回の公開授業を随時疑似体験してもらえる利点がある。

*3:ゲストは川田悦子さんで,報告ページに記したように,「講演はこれを最後にする予定」という思いがけぬ重大なご発言があり,歴史的に残る企画となった。

*4:例えばmixiにもいろいろな専門家がいて,数日来貴重な情報を与えてもらっている。