Webコンテンツにおける国際競争

上の注記で紹介している別ブログ記事,

で使っているJmolという分子表示ツールについて,Google.com in English(日本語版では国内情報が優先されるので,English版を利用)で各国の情報を集めることもでき,以下の検索では日本語と一緒に中国語の情報も集めることができる*1

中国語コンテンツの攻勢に気付いたのは,数年前に雑誌記事で新しい温室効果ガスとしてSF5CF3のことを読んで,日本語情報を探そうと以下のような検索をしたときである。

今でこそ日本語情報はたくさんあるが,当時は中国語のページしかなかったのである。SF5CF3は万国共通で英語情報は無数にあるだろうが,最新情報を自国語で伝え合う姿勢があるかどうかが問われているのだと強く感じたことを覚えている。
このようなことに目を向けるも県立大学構想案にある『国際コミュニケーション』などで重要と考えており,いろいろな言語と専門知識を学んだ学生とともに作業に取り組むことも県内外に対して大きな貢献になりうるだろう。
なお,2006/02/09の記事に,新学習指導要領のキーワードとして朝日新聞には“言葉の力”があげられていることを書いたが,これはもちろん『国際コミュニケーション』とも関係する。ただどのような内容をコミュニケートしていくのかをきちんと議論しておくことが重要であることも,上の例から言えると考えている。
加えて,学んでもらう言語選択の参考として,2006/02/05に紹介した本「ネット社会の未来像」に出ていたデータ(同書p.51)を抜粋引用しておきたい。

*1:取り組んで日が浅い拙作サイトもすでに引っかかる。