新潟県の人口減と日本ブログ大賞2006

nicol052006-04-04

一昨日のエントリーとも関係するが,今朝の朝日新聞新潟版に,

という記事。今年3月1日時点の人口推計から,1年間でこれだけ減り,減少傾向が続いているとのことで,泉田知事の『住んでみたい新潟』にする努力が必要とのコメントが紹介されていた。
少子化ということで自然減が当然となる中で,新潟県の魅力を全国にアピールしていくことは容易ではない。私自身,県内外の様々な場所で暮らした経験から,それぞれの街の“におい”のようなものを感じ持っているいるけれど,他の街のいい面に学びつつ,個性を創出していくための地道な取り組みが必要であろう*1
そこにおいて,トップダウン的なやり方とボトムアップ的なやり方があろうが(もちろん両方を組み合わせることも可能),後者の一例として,先日審査結果が発表された,

において,ニュース大賞に選ばれた,

が,個人で運営しているブログが観光客誘致に貢献している具体例としてあげることができるだろう。そこに住んでいる人が自分自身が感じている魅力を多くの人に伝えていくことができるという意味で,ネットというものは本当にすごいツールだと考える。ちょうど昨日の朝日新聞に,

という記事があり,この中にはもちろんブログの話題も含まれている。
なお,上掲大館市のブログは昨年NHKの番組での取り上げられていたのを見て,演習で学生にも紹介していたものである。
県立新潟女子短期大学あるいは在籍するスタッフやOGの間でも,新潟の魅力を掘り起こしたり自ら演出したりして発信する営みがもっと広まったら,と願う。新潟県が「Web2.0」時代に対応していくための先駆けという意味でも。

*1:例えば,桜の時機を目前にして言えば,津軽在住時代に毎年花見をした弘前城の桜を思い出すと,身近にあのような花見の場所があったらと思いつつ,あれだけの桜を育てるには数十年以上の時間がかかるという事実に突き当たる。
と,弘前のことを書いたら,2006/04/05のYahoo!新着オススメサイト集弘前再発見というブログの紹介。これもよくできている。