11月に新潟市で開かれる学会と“バイオ”考

もう少し早く書きべきだったのだが,
2006/11/14-15,新潟市朱鷺メッセにおいて,

が併催される。私はどちらにも入っておらず新潟開催を知らなかったのだが,所属している共催学会の方から発表申し込み締め切りの前日にメールが届いた。地元開催ということで急遽情報化学討論会に滑り込みで発表申し込みをさせてもらった。学内にポスター掲示したほか,自作ページやmixi(『計算化学』のコミュニティがある!)などでアナウンスし,現在は個人が情報を広げる力をいろいろ持っているのだと改めて感じる。
どちらの学会も(構造活性相関シンポジウムはもともとそうであるが),時代を反映して“バイオ”関連の講演・発表が多くなるだろう。
新しい大学でも重要な分野と考え,ここでも以下のように何回か話題に出している。

少し前に,東京大学では理科I類からIII類までのすべての学生に対して「生命科学」を必修とし,高校で「生物」を学んでいない学生のことも考慮して独自に教科書を作成したことが少し前に話題になった。
生命科学

今朝の朝日新聞書評欄に,2006/06/26に紹介した,

が取り上げられていた(評者は最相葉月さん)。“バイオ”・“生命科学”は理系だけでなく文系でも不可欠な領域であり,どのような内容で新大学あるいは現在のカリキュラムに盛り込んでいくのか(別にこの分野だけとは限らないが),真摯な議論が早急に必要だろう。