ブログ検索と社会そして新潟

nicol052006-08-06

2006/07/30に“坂口安吾賞”を検索語にしたテクノラティによるブログ検索結果例を示したほか,このブログでも時々ブログ検索を利用した記事を書いている。報道機関ではなく一般の人たちがある事象をどう受け取っているかを知る上で今やブログ検索は欠かせないツールで,これはブログの出現というものが個人の情報発信という意味で文化的にも社会的の画期的なものであったことに因る。
ブログ検索サイトが以下のようにたくさんあるのもその証左である。

ブログに書くだけで通常の検索サイトにも掲載されやすくなったのだが,それが邪魔に感じられる場合もあるようで,それを除外できるような検索サイトも登場してきている。

ブログに書かれていることを研究対象にしようとする研究も出てきている。

ブログ記事が重要な意味を持つと考えられる1つの例をあげよう。先日放映されたNHKの番組とその反響の様子である。

なんと先日までに数日間は,テクノラティでもっとも検索されていた語のトップを占め続けていたのである。


番組で取り上げられていたようにワーキングプアの問題は特に地方で深刻であり,新潟県もどのような地域になろうとするのかという展望が必要なことを教えてくれ,新大学の役割を考える上でも極めて重いものがある。
で,冒頭に書いた“坂口安吾賞”に続いて新潟で開催されるイベントのブログでの受け取られ方を最後に示しておこう。ブログを活用すれば県外にもアピールでき,県外からもより大きな関心が得られる可能性を感じているからである。


地域ICT未来フェスタ2006inにいがた(新潟市・朱鷺メッセ,2006/10/27-29)

(上図PDF版ポスターも先日公開されたので学内に掲示

    ※追記(書き忘れ):Webページを見るためのブラウザを複数併用している人も増えていると思うが,私の講義・演習では一般的なInternet Explorer以外にFirefoxも併用している。そのFirefoxでは複数の検索サイトから使いたいものを直ちに選べる環境を導入でき,トップの画像はそこにテクノラティも追加できることを示したものである。