環境ホルモンおっかけで大宮往復

2007/12/02に,“教員個々人がバージョンアップして新科目を開講するよう提言されたことは首肯するところがあった。その意味でも上述のようにその新科目等について早急に広くアピールしていく必要があるだろう”と書いたので,率先して私が考えている科目について第一弾。学内でこのブログで新科目についてアピールしたい方には,この記事のようにお名前と『????学考』というタグでご協力いただけたら幸甚である*1
環境学についてはこのブログで再三話題にしているが,今日は別ブログに書いた,

に行ってきたので,少し報告。明日までのシンポだが明日は講義があるので今日のシンポジウム「化学物質の内分泌かく乱作用について〜10年間のあゆみ〜」を聴くためだけに新幹線で大宮往復。個人的に環境ホルモン問題を追い続けている立場上での,まるで追っかけである*3
前半の基調講演では日本(主に環境省),WHO,OECDアメリカ(主にEPA),EU(今注目しているREACHを中心に)の状況を駆け足で聴くことができたし(環境ホルモン問題の本格的な研究はこれから始まると言っても過言ではない),後半のパネルディスカッションではいろいろな立場のパネラーの最近の仕事や考えを聴けて得るところが多かった。やはり情報が凝縮しているシンポジウム(ライブ)に参加することは重要である。一番下の写真のように会場に並べられていたパンフレットも交通費約2万円の収穫のうち。
ただし左端の雑誌は昨日書店で手に入れたもので,今日のシンポやパンフと繋がるところもあったところがおもしろかった。
ihr HertZ(イァハーツ) 2018年 01 月号 [雑誌]

環境問題は幅広い上にいろいろな立場や考え方を知った上で自分なりの切り口が求められる分野である。新大学に入ってきてくれる面々のためにこれからも勉強と考察を続けたい。



    ※追記:なお,本ブログで記載される『新科目』は,2007/12/02に書いたように新大学の形態・カリキュラムが今後紆余曲折があることから開講を保障する公的なものでなく(最近は入学後時に約束した科目を開講できなくなる例も少なくないようなのだが),あくまで記載者個々人の思い入れであることを十分ご留意いただきたい。

*1:記入方法はプロフィール参照。もちろん独自のWebページのコンテンツ紹介記事も歓迎です。情報を繋げる作業も重要ですから。

*2:主催は環境省で,埼玉県・さいたま市および各教育委員会が協力

*3:そう言えば,つい先日環境ホルモンの研究をしているS大学の博士課程の院生さんから拙作ページのデータを使わせてほしいというメールがあって,追っかけをやってきた意味はあるのだと感じたばかりである。