新潟水俣病市民フォーラムに参加して

[環境学考]の中に入る話題だが,やはり新潟水俣病の現場にできるはずの大学の重要科目として,地域の問題であると同時に世界的にも拡大している問題として別立てにしてみた。今日の午後聴きに行ってきた新潟市主催の以下連続企画のうち,市民フォーラムについて。


写真は基調講演講師の緒方正人さん(水俣市
※表示ブラウザは緑のgoo版Firefox*1

残念ながら参加者は定員(430名)の3割程度だったろうか。本当であれば新潟県新潟市の中で水俣病問題を共有していくためにもっと早期に始めていなければならなかった取り組みが遅れに遅れてしまったせいと言えるかもしれない。ブログなどWebではほとんど話題になっていないのも残念で,多くに人に聴いてほしいという努力が足りなかったのではないだろうか。
基調講演の後は以下のメンバーによるパネルディスカッション(お名前をクリックするとGoogleのよる「水俣病」とのアンド検索結果が表示される)。


パネルディスカッション(左から,大熊さん,竹下さん,森さん,篠田さん)

各パネラーから今後に向けての考えも語られたが(個々人独自の問題の切り口や接し方こそ尊重されるべきだろう),上述のような遅れを取り戻すためにどのようなことをしていくべきか,多くの人の意見・アイデアや協力が不可欠であり,その中でWeb活用も大きな課題だと考えている。新大学ができて真摯にこの問題に取り組んでくれる学生が多数現れることにも期待したい。


*1:本ブログのサイドバーにも緑のgooブログパーツを追加したので是非検索にご利用ください。
 ・関連記事例:検索で環境保護活動に寄付 「緑のgoo版Firefox」(ITmedia,2007/12/11)