先日届いた生命科学関連の本から
先日確定申告の締切りがあって,研究者のブログやSNS等でもその話題が出ていたけれど,大学人にとっては学内外での活動のバロメーターでもあろう。私の場合はWebコンテンツの維持とその内容の更新に必要な書籍購入(これは当然学生に新しい情報を伝える上でも欠かせない),学会活動も経費として申告することになる。書籍だけでも例年400,000〜600,000円くらいになってしまう。
今取り組んでいる複数の仕事のための本集めも最終段階に入っていて,先日も以下のような本を取り寄せた(生命科学分野以外の本は除く)。
- 東京大学生命科学教科書編集委員会 編,「文系のための生命科学」,羊土社(2008)
- 杉本直己,「生命化学」,丸善(2007)
- 八幡義人,「細胞膜のしくみ 構造と機能」,裳華房(2008)
- Newton 2008年2月号「タンパク質のふしぎ」,ニュートンプレス
- 別冊日経サイエンス160「がんを知り、がんを治す―研究最前線と新薬開発」,日経サイエンス(2008)*1
- 北野宏明・竹内 薫,「したたかな生命 進化・生存のカギを握るロバストネスとはなにか」,ダイヤモンド社(2007)
この中で,「文系のための生命科学」は2007/12/24のエントリーで発刊が予告されていることについて記したものである。高校で化学・生物を学んでいないと厳しいところもあるが,文系向けということで(これはSTSということを考えれば理系でも欠かせない領域になっているのだけれど),第3部『ヒトと社会』章に10章『生命倫理』・11章『生命技術と現代社会』・12章『多様な生物との共生』と言った内容が盛り込まれていて時代の要請に応えようとするする姿勢が明確に示されている。
『序文』には,と記されているが,この重要な分野を自分なりに理解していく上で不断の勉学と実践が重要だと考える日々である。