新潟県のがん対策のニュースから情報発信を考える

nicol052008-05-11

今日の朝刊のニュース,

に青森,新潟,三重,滋賀,大阪,奈良,岡山の7府県が未策定と出て,本県の名もあがっていた。何処も財政的に厳しくなる中で,都道府県や市町村が健康・福祉・教育など責務とされる部分をどう担っていくのか厳しく問われる時代である。
ネットで確認すると新潟県の場合,『新潟県がん対策推進計画策定会議』がキーワードになっているようだ。

日本人の死因の1位となっているがんについては,高齢化が進んでいるという現状も踏まえて対策が急務となっている。それは例えば,

のニュースにも関係しているだろう。
現代における多くの問題を取り上げている拙作サイトにおいて,がんは以下のページで扱っている。参考にしていただければ幸いである*1


先日も,以下の新刊を手に入れて別ブログに記事を書いたところである。
がんを知り、がんを治す―研究最前線と新薬開発 (別冊日経サイエンス 160)

また新潟県ではないが,ある県のがんセンターが今年2月に開いた研修会で,講師の先生が私のページの抗がん剤の分子モデルを講演資料に使いたいというので了承したところ,講演後にその資料を送ってくださるというということもあった(トップの画像が資料中で使われた分子)。
まさに「情報は発信するところに集まる」という実例であるが,4年大になるならないは別として県の機関としてできること,やらなければならないことはたくさんあり,そのことに停滞があってはならないと考えている。

*1:2008/04/29に紹介した著書付録DVDにも多数の抗がん剤分子を収録した。