無いものねだり:社会に開放された施設が欲しい

一昨日のエントリー「時間と学費をムダにしない大学選び 2009年度版」の著者のお一人である山内さんから直々にコメントをいただいて感激している。新大学が認可されたら訪問してくださるというのも楽しみである。
今日は山内さんのご著書やブログにも触発されつつ,大学という場に併置が望まれる施設について一言。
山内さんが多くの大学を訪問して中を見せてもらうのに苦労されている様子がたびたび書かれている。本来であれば大学は学生もそれ以外の人間も自由に出入りしてそれによっていろいろなことが触発されるべきなのだが,日本ではそれが実現されていないことが多い。
先日,
科学 2008年 05月号 [雑誌]

を読んでいたら,松沢哲郎さんによる,

の発足についての記事が載っていた。総長の尾池さん*1に,「大学には植物園も水族館もあるのに、なぜ動物園はないのですか」と質問されてつくってしまったというのだからさすがは京都大学である。

出張等で国内の大学を歩いて植物園や博物園を見せてもらう機会も多い。ここで私がちょっぴり関わっている他大学あるいは国立の博物館について紹介してみよう。一部に山内さんのブログ世界の大学めぐりから関連記事を併記させていただく。



新大学では現在は敷地的(面積あるいは市の中心部から遠い)にも予算的にも難しいのかも知れないが,今後県民が楽しめて県外からも多数見にきてもらえる施設は将来是非欲しいところである。で,上の例で言いたいことはWebで他にないコンテンツ(場所をほとんどとらない!)を発信すれば他の施設で取り上げてもらえる機会も少なくないということなのである。そのことは,例えば以下を見ても今という時代においては間違いのないことだろう。

話は変わるが,「時間と学費をムダにしない大学選び 2009年度版」の共著者が,
最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書)

を書かれている石渡嶺司さんだと今日になって気付いた。一昨日の記事の写真にも本が写っていたというのに。石橋さんのブログは以下になる。

*1:総長になられた後もホームページを継続しておられ,自作カレーでも有名。2008/04/09に紹介したYouTube 京都大学オープンコースウエアで動画参照可。