ブランドとしての「生活環境化学の部屋」と20人の師

別ブログに書いたように,拙作「生活環境化学の部屋」が昨日開設12周年を迎えた。


ブランドとしての「生活環境化学の部屋」


参考:SPYSEEのサイエンスコミュニケーションタグ(Web上で知名度が高い順)

※なんと現時点1位のが筆者(これこそ12年の重みか?)

転載したSPYSEEの画像のように,有名人のお顔が並ぶ中で,ことネットに関してはセマンティックウェブ技術による分析で現時点ではトップになってしまうのが長年やってきた貫禄だろうか。
右隣の左巻さんとは,2008/03/02に記した化学と言えば(ほにゃららと言えば)では左巻さんが3位,私が5位だったが今回は同率だったのか頭一歩リードなのか。
なお,左巻さんはサイエンスコミュニケーション関連では幅広くご活躍で,以下のような仕事にも取り組んでおられる。新大学が認可された場合にも「科学技術と社会」という観点で,このような作業が欠かせないだろう。


なお,このブログ記事には私の名前を出してくれているが,サイエンスコミュニケーションという場で活動してくれていることを認めてくれているのはありがたい限り。記事中にあるように,


のゲストとしてお忙しい中を先月新潟までお越しいただけたのは,本当にうれしいことだった(当カフェでは化学界の3位と5位が揃い踏みしたことになる!)。
ところで,SPYSEEについては,サイエンスコミュニケーションに続いて,分子科学水俣病のタグも昨日作成した。その中で,紹介したい方々を選ばさせてもらう際に,頭にうかぶのはこれまでそれぞれの分野でお世話になった本の著者が中心となっている。何れもほぼ20人で(現在は私以外の人がタグ付けした方々も含まれている),ある分野を勉強するには最低それだけの先達に私淑する必要があるのだと再認識している。
新大学ができた際には,これらのタグのように学生に今をときめく,あるいは今学ばなければならない分野を示したいし(あるいは自分でそれを見つけ出して欲しい),それを学ぶにあたっては本とWebの双方を十分に活用してほしいと願っている。