オープンキャンパスは時機を逸した?
気になるデータ。
kizasi.jpで見る「オープンキャンパス」(2008/09/11,04:30時点)
※この時点の週別集計では8/1-7がピーク
やはりオープンキャンパスについてブログで語られているのは夏休みがピーク。4大化で全国区になる上で,遠方を含めてより多くの受験生に見に来てもらうには貴重な時機を逃した印象はぬぐえない。もちろん,認可が下りればその時点でまた話題になるであろうから,それがチャンスではあるけれど。
Webでの広報がどれだけ効果があるのかわからないが,本ブログのトップにも研究室からの受験生へのメッセージにリンクを追加したので是非大学選択の判断材料の1つにしてほしい。
なお,一昨日来以下の資料に関するニュースが新聞各紙に掲載されている。
CNET Japanの記事にあるように,このデータについては以前から話題になっていたし,教育記事・書籍等でも触れられていて,学費負担者である学生とその家族へのサービスをどう考えるべきかが問われているという見方もできる。
- 週刊ダイヤモンド,2008年8月30日号(特集:「下流」の子は下流?格差世襲)
- 苅谷剛彦・山口二郎,「格差社会と教育改革」,岩波ブックレット(2008)
- 読売ウイークリー,2008年8月3日号(特集:400大学 就職ランク)
最近入手した本の中から(個人蔵書,2008/09/01撮影)
それらのことは学生募集の時点から競争が始まっているのは間違いなく(オープンキャンパスのことをどれだけ周知してもらうかなど),いかに受験生にメッセージを伝えていくのか,真摯に考え続けなければならない。
なお,新潟県の高等教育機関としてその役割を認識する上で,以下のニュースにも着目しておくべきだろう。
- 新潟県:9月は新潟県自殺対策推進月間です
- 『平成19年の本県自殺率は、人口10万人対32.0人、全国ワースト6位』