GDPマイナス12.7%という現実

いろいろな本を読んでも先行きが見えず,非常に厳しい。2009/01/18に記した“1円”を産み出す活動が求められ,その中で2009/02/02に記した大学という場にいる“特権”もひとりひとりに可能な範囲で存分に活かされなければならない。
“特権”がなくても,無料サービスのブログやSNSや携帯サイトに何か書き込みことで,本が売れたりを地方の産物が脚光を浴びたりする時代なのだ。今に至って沈黙あるいはタコつぼ的な活動だけでは許されないと思っている。
例えば,2009/01/25に紹介した第19回サイエンスカフェにいがたのゲストの石渡さんの著書「就活のバカヤロー」の発行部数は10万部に迫りつつあり,そうなれば売り上げは8,200万円,別途消費税は410万円とほぼ1億円である。
先日,

というニュースがあったが,その約0.5%を1冊の大学関連本が稼いでしまうのである。
新校舎にもそれなりの税金が使われている。公務員の給料は厳しさが募る一般企業より高いということも自覚し(そのことも上記カフェで話題になった),日々できることを考え実行することを継続したい(できれば楽しみながら!)。
これは,

という分析・危機感,あるいは最近耳にする『戦争は最大の公共事業』という論調を否定し,同じ過ちを繰り返さないためにも必要なことがらだと切実に考えている。