薬物教育から考える

一昨日の朝刊に以下の記事。

  • 広がる大麻汚染に警鐘 県内大学など注意呼びかけ(朝日新聞新潟版,2009/02/27)

アヘン戦争に代表されるように,化学物質が国際的な問題になった経験も活かされず,今も麻薬は世界規模でも地域的にも大きな課題である続けていることに間違いはなく,今日も以下のようなニュースが出ている。

記事中のMDMAについては拙著や自作サイトでも取り上げている。


ところで,上記「動く薬物事典」ページは以下の雑誌の巻末Webページ集に掲載していただいている。
薬物乱用防止教育―その実際と、あるべき姿


水谷修さんの編集で,出版前に編集部からURL掲載の承諾確認がきて1冊送ってもらったものだ。保健室の先生方がおもな対象の雑誌で,第4章『薬物乱用防止教育・実践例』には小・中・高校編があって,薬物の早期教育の必要性が語られている。
このブログでは例えばもはや生活の中の一部になっているネットの活用の仕方についても早くからのリテラシー教育の必要性を強調しているが,「大学に入ってから」では遅すぎるものが多いのは事実である。そのことを踏まえて社会に対する立場を鮮明にする幅広い情報発進が大学という場には求められている。

*1:最近まで同号への直接リンクはなかったのだが,今回チェックして掲載に気付いた。出版物情報も過去に遡って情報掲載をしてくれているところが少なくない。