次期CiNii試験公開

本年4月正式公開予定のCiNii新装オープン版が試験公開されている。
研究の“見える化”が一層進み,Googleなど一般検索との垣根が低くなってきている。言い換えれば,これまでは特定の人しか見れなかった研究報告と,それとは別に蓄積され続けている「あちら側」の資産との融合であろうか。

早速自分の名前で検索したら以下の通り。結果をURLで指定できるところがありがたい。なお,「配線」関係の研究は同姓同名の方のものですのでお間違え無きように。


のような表示があれば全文可読
(いろいろな学会で過去の論文のPDF化による掲載が進んでいるのもわかる)
※データは2008年年12月時点のものであるなど試験公開版の機能は限定的。

右サイドに表示される情報のデザインがどことなくSPYSEEのつながり表示風だが(それこそ関連ブログエントリーも表示されると面白いと思う),論文中の引用文献等でURLが記載してあればそれもリストに掲載される(印)。紙とバーチャルの敷居も間違いなく低くなっている。
なお,CiNii新版については以下の鼎談でも興味深く語られているのでご一読を。CiNiiの正しい読み方も書かれています。


左から,大向さん,阪口さん,岡本さん

ウェブがわかる本 (岩波ジュニア新書)  これからホームページをつくる研究者のために―ウェブから学術情報を発信する実践ガイド (ACADEMIC RESOURCE GUIDE)

“繋がり”は間違いなく増えている。