新潟県短生最強のブログ&授業評価

nicol052005-12-16

昨年度後期の「インターネット演習」から取り入れ始めたブログ,こちらも試行錯誤であったが,世間でのブームと相まって大成功だった。頑張って中身の濃い情報を発信してくれた学生諸君に感謝するばかりである。
中でも演習に続いて今年前期の「生活環境化学」を自由科目として受講してくれた他学科の学生さんの行動力にはこちらが教えられることが多かった。県内外のボランティア活動にも参加して報告を書いたり,他の学生にもブログを伝授して環境問題でもコメントのやり取りをしてくれるなど,想定していた以上の成果だった。以下がその二人のブログで,カテゴリで読む内容を絞り込めるのもブログの魅力。

前者はカウンタをつけていないが,後者は開設から14ヶ月しか経っていないのに現時点で22,000アクセスを超えており,驚異的である。
以前のWebページは周知してもらったりアクセスを増やしたりするのにかなりの努力が必要だったが,ブログは内容さえよければ書くだけであちこちと勝手に繋がる上に検索エンジンにも見つけてもらえるので,本当に便利である。
インターネットは学びの場においても「紙と鉛筆だけ」からの脱却を迫るものであるが,ブログはさらに「教員と学生」という閉じられた空間を破壊してくれるツールとなっており(小中高だって「閉じた空間」の開放が進んでいる),新しい機能も日々増えていることから,“学び”というものをどんどん変えてくれる可能性を持っている。
そして,この例に見るように,秘めた力を持っている学生たちにどのようなことを教えていくべきなのか,短大・大学の構想というものを常に真摯に考え続けていかなければならない。
余談であるが,昨年の「インターネット演習」をやっている中で以下のようなページがあることを紹介したら,就職情報を見るのに登録して記事を書く必要があるというような話を聞いて,サイト開設者の手口(?)をなるほどと思った。“県立新潟女子短期大学”で検索するとかなり上位に出てくるので見た方も多いと思いますが。

このようなやり方がどうかはともかく(“テストが赤点でも課題を出せば単位はもらえます”という教員の意向を完全に履き違えたものもある),授業評価はすでに始まっていることだけは間違いないし,教える側(ともに学ぶ側)としても学生の評価というものをどうするかを考えていかなければならないと考えている。