「地方の時代」を扱ったテレビ番組&“新しい生活科学”

以下の番組は時々面白い話題を取り上げるのだが,昨日(2006/01/08)のテーマは『頑張る地方の中に儲かるヒントが!!』。

要するに人と同じことをやっていてはだめだということだろう。昨夜の大学時代の友人たちとの新年会でもいろいろ議論してしまった。
月刊 旬なテーマ 2005年 11月号
ゲストの森永卓郎さん(経済アナリスト)と眞鍋かをりさん(タレント)はどちらもブログを開設しており,特に眞鍋さんは「ブログの女王」として有名。

また,眞鍋さんは苗字のこともあって以下の番組のキャスターも務めている。

ミーム力、とは?―ヒトからヒトへ広がる不思議なチカラ (チャートBOOKS―Navigational charts)
現代思想としての環境問題―脳と遺伝子の共生 (中公新書)
一昨日の上記再放送でコメンテーターを担当した佐倉統さんは,昨日の記事で紹介した「科学」2006年1月号の特集のトップバッターでもある。

  • 佐倉統,『科学技術コミュニケーターの社会的役割と文化論的展望』

佐倉さんには,STS学会年会でご著書の一読者としてご挨拶し,以下のリビング・サイエンスについて質問などをさせてもらったことがある。

県立大学基本構想案の中に『人間生活学部』があり,“Faculty of Human Life Sciences”という英訳案が添えられている。大学卒業以来,『生活科学』を扱う大学・短大にいてそのあり方を模索し続け,その内容を反映すべき英訳についてもいろいろ考えてきたので,新しい提案としての“Living Science”に強く共鳴したのである。
以下も関連資料で,講義で学生にも紹介している。

文中には,

    家政学や生活科学とは違うやり方で科学研究や技術開発を見直すこと、そして、その取り組みを可能にするリテラシーやコミュニケーションを探求していくこと。これが本研究のねらいであり、そのアプローチを「リビングサイエンス」という言葉で表しています。リビングサイエンスが目指す方向や方法は、次のように整理できると考えます。
    (以下略)
とあり,“新しい生活科学”のあり方が提言されている。これは新大学全体を考える上でも大きなヒントになると考えているのだがいかがだろうか。