3/20-25に上京した経済効果
別ブログ(2009/03/29)に記したように,2009/03/21記載のフォーラム参加後も25日まで東京にとどまり,あれこれ活動してきた。
この中の下村脩さんのノーベル化学賞受賞記念講演はちょうどWBC決勝戦の時間帯で,主催者からの開会・閉会のあいさつで途中経過と結果が報告されるというようなこともあったのだけれど,優勝の経済効果は500億円と言われている。
今回の東京行きの中で,例えば23日に開いたオフには11名が集まったのだが,こういうちょっとした会合を開くのも,その本来の効果以外に額は小さくとも経済効果があると言えるだろう*1。
2009/03/23開催の銀座オフ
そのことは,例えばオフ参加者のK_Tachibanaさんが書いてくれている以下のブログエントリーでもサイエンスカフェに絡めて言及されている。
で,今回のオフには上記エントリー中にもあるサイエンスカフェにいがたにお招きしたゲストが4名ご参加くださり,今後依頼したいと考えている方にもお越しいただくことができた。
- 第7回『鳥インフルエンザ問題から見直す,人と野鳥のより良い関係』(2008/02/09)|第13回『まちの化石探検』(2008/08/30)
- 第12回『ニセ科学を見破る! −“健康”をめぐるニセ科学の見方・考え方−』(2008/07/12)
- 第15回『文学作品のなかの化学』(2008/10/25)
- 第19回『就活も高校生進路も一刀両断』(2009/01/24-25)
第19回の石渡さん*2は,ご著書「就活のバカヤロー」の発行部数が10万部になり,2009/02/16に記したようにすべて売れれば8,200万円とほぼ1億円になる。
また石渡さんと第12回ゲストの左巻さんはちょうど新刊が出たばかりだったので,その祝杯も兼ねたことになる。
約100冊もの本を書いている方を筆頭に,著書(共著を含む)を多数出している方が複数いるので,今回のオフ参加者の書籍総売り上げ+経済効果はもしかしたら数十億円くらいにはなっているかも知れない。
本によっては大学に在籍している(あるいはしていた)ことが著者として参画する上で必要なものもあり,これが2009/02/02に書いた大学人の「特権」の1つと言える。
- テレビ番組:「がっちりマンデー」(TBS)
の2009/03/15の放映は『日本一のがっちり「東京大学」! 年間1950億円!その経済戦略を大公開!』だった。大学の独自ブランド品販売や特許などに加えて,学生向け教科書を多数出して他大学で利用されていることも紹介されていた。私もそのうちの何冊かを参考にさせてもらっており,一昨日宅配便で届いた発注本(個人蔵書;新大学の学生用でもある)の中にも以前買った本の改訂本が1冊含まれている。
3日後に立ち上がる新ブランド「新潟県立大学」。その年商に対する作戦は私自身には見えていないが,これから展開されるであろう大学全体のあるいはスタッフ個々人の様々な試みに多くのご支援をお願いしたい。
*1:これは2009/01/18の“1円を産み出す活動”にもつながる。
*2:カフェに飛び入りしてくださった山内さんはオフ当日は仕事が終わらず,残念ながら欠席。なお山内さんは上記「大学進学・就活 進路図鑑2010」の執筆協力もしている。
*3:2008/08/01の記事と関連する書籍。