新しい道を歩き始める日を前に

2009/03/21に記したフォーラムにおける慶應義塾長・安西祐一郎さんの基調講演についてのレポートがJSTに掲載された。

昨年11月には別ブログ,

に記したように大阪大学総長・鷲田清一さんのお話を聴くことができ,大阪大学と言えばやはりコミュニケーションである。

ここで大学の学長と言えば東京大学の話になって,小宮山宏総長の任期は今日までとなるが今年の卒業式で話されたことが記事になっており,その内容も公開されている。

小宮山さんの新年度からの所属もニュースになっている。いろいろなところとの連携の足場を作った上での船出である。

地球持続の技術 (岩波新書)
小宮山さんとは工学部教授だった時に以下の本の編集会議で一度だけご挨拶させていただいたことがあるのだが,すでに何冊かの本を読ませてもらっていたのでとても光栄に思ったことを覚えている。会議でも真摯なご発言に接することができ,本当に貴重な機会だった。


あなたはもう本間ラボを知っているかも知れない…

なお,同教科書をはじめ4月以降出版される本については私の所属を「新潟県立大学」にしてくれるよう出版社には依頼済みである。小宮山さん以外にも新天地に移られる方,新しい道を歩き始める方が今年は多いので,明日は私のサイト情報の変更など作業が多くなりそうである。
最後になるが,安西さん,鷲田さん,小宮山さんとも,その著書を読んでいわば憧れにしている方々に含まれている。新大学に入学するみなさんも,どんどん本を読んで憧れの人を多く持ってほしいと切に思う。そしてコミュニケーションの力,情報を発信する力を蓄えてほしい。

演習室に先日据え付けられた書棚
(ここに私が読んできた個人蔵書を並べ,存分に利用してもらう)

*1:信越化学の発祥の地は上越市新潟県にも“知の構造化”の波が押し寄せてきてくるだろうか。