新入生にゆとりをもった学生生活を

昨日の朝の1号館の横の桜。新潟市内でも順番に見頃になっている。


新大学も入学式,ガイダンス,健康診断と詰め込みスケジュールで3日間が過ぎた。昨日夜7時ころ帰る時にパソコンやプリンタの入った箱を持った新入生数人が歩いていた。2009/03/10に記した生協斡旋パソコンの説明会に出た帰りなのだろうか,どこか疲れ果てた足取りに見えて気になった。
ブログ検索をしても入学以降のことを書いてくれているエントリーが見つからず,アクティブなネットユーザーがいないのか疲れてブログなど書く元気がないのか,「インターネット利用論」担当者としては気になるところ。せっかく4年制になったのに時間表は短大時代と同じように5限までびっしりで(もちろん全部受ける必要はないのだけれど),もっとゆとりを持たせてやれないものかと思う。学生自身の選球眼に期待するばかりである。
ところで,新大学にサイトの方はオープンして10日になる。リンクしてくれているサイトを昨日チェックしたら新潟県および旧サイト,本ブログ,大学情報サイトのみであった。短大のスタッフでWebページをつくっている方もいたようなのにどうしたのだろう。

Googleによる“link:www.unii.ac.jp”検索結果

また,過去エントリー,

ほか再三記しているPageRankを,2009/04/01に引用した,

の10大学についてチェックして見たら,現段階で新潟県立大学は0/10でこれからが正念場だ。


新規開学10大学のPageRank(2009/04/10時点)
※過去に別組織があるなどの理由で点数が高いサイトもあると思われる。
※未表示は新大学のサイトが見つからなかったもの。

さらに,サイトとしては www.unii.ac.jp あるいは短大の www.nicol.ac.jp は存在するが,大学内から他サイトを訪問した際はそのどちらとしても認識されていない。インターネットの仕組みとして,Webページを見る時は自分の名(ドメイン名)を名乗った上でHTML等のデータを送ってくれるように依頼することになるのだが*1,詳しい事情はわからないものの現在は別ドメインを名乗っているようだ。
例えば本ブログへのアクセスをなかのひと(例えば2007/06/15記事参照)でチェックしても新大学からのアクセスは表示されないし,短大からも昨年2008/12/24以降認識されていない(おそらく2009/01/07に記した回線変更作業等の時点で変わったのだろう)。

本ブログへのなかのひと.jpによるアクセス分析(2009/04/01までの累積)
※多くの大学や公的機関から見られていることがわかる*2

アクセス分析と言えば,別ブログ(2009/03/29)で報告したように,私のWebサイト www.ecosci.jpアクセス解析を新しいものに変えたのだが(現在チェックしているのは20ページ程度),例えば直近のアクセスログac.jp(日本の大学)からのものについてだけ見てみると,北大,京大,東工大,徳島大,…と並んでいる。

「生活環境化学の部屋」の直近アクセスログから
(ac.jp限定,チェック中の約20ページ総計)

このように個人サイトや無料のブログであっても大学や公的機関から利用してもらえるのだという現実を直視し,大学のサイトとしてふさわしい情報を今後発信し続けることを望みたい。それが学生の勉学にネット資産を使わせてもらえる今という時代の仁義だと思う。

*1:NHKの新番組「IT whitebox」はこの辺について学ぶにはとてもいい教材だし,番組第1回・第2回(ac.jp の説明も)を見ても新大学の今の状況があまり好ましくないことがよくわかる。

*2:1行目の『新潟ドメイン』は2007/10/24に記したように新潟県庁と思われる。