ac.jpメールアドレスと科研費研究者番号をもつ特権
昨日の記事のお陰か,本日21時時点で国立国会図書館から本ブログへ12件のアクセスがあった。
なかのひと.jpで見る本ブログへの本日のアクセス(21:00時点)*1
国立国会図書館については下記ブログエントリーで別の動きも紹介されている。
最新の情勢として日本でも国立国会図書館が100億円単位で書籍のデジタル化予算を獲得、大日本印刷や凸版印刷が出版業界との連携を模索など、これからの本を巡る動きが急速に動き出しつつあります。
ICTを軸にメディアの横断化が一層進むことは間違いない。
さて今日はac.jpネタの続編で,ac.jpメールアドレスと科研費研究者番号*2を持っていれば無料で研究情報を公開できるしくみを使ってみたのでその報告。開発元のNIIの研究者によるブログ記事などから気になっていたものである。
周囲の若手研究者の場合は、ほぼ間違いなくResearchmapがトップに出ているようです。
以下が本日登録作業をした成果である(画像は現時点のもの)。
- 本間善夫 - 研究者 - Researchmap ※現時点で新潟県立大学の登録者は1名のみ
著書情報はAmazonから読み込み
無料で使えて今まで情報発信していなくともGoogle検索で上位に表示されるという意味で,情報発信が遅れている本学でも有用なツールと言えるだろう。CiNii *4やAmazonの情報を読み込むことが可能で,使い方を説明する動画も用意されているなどユーザー向けにいろいろ配慮もされている。
本人認証のためにac.jpメールアドレスが必要という意味では,SPYSEEと違って大学人・研究者だけが特権で使えるというツールであり,裏返せばその特権(昨日記した大学のサーバを使えるという特権に加えて)を有している以上はちゃんと情報発信しなさいよということなのだろう。ResearchmapやSPYSEEにおける新潟県立大学のスタッフの登録者数が増えることを期待する。
*1:末尾に「県立新潟女子短期大学」があるが,現在学内から外部サイトにアクセスするとすべて短大からとなり,「新潟県立大学」はインターネット上のアクセス記録には存在していない。
*2:それらがなくとも既登録者から招待してもらえば利用可能である。余談だが,科研費は修士の時に指導教員から書き方を教わり,今の職場に移った時は当時の研究継続のための機器購入でお世話になった。
*3:筆者の新井紀子さんについては下記コンテンツに著書例をあげている。
・サイエンスアゴラ2007参加記録 (2)
*4:2009/03/11に記した“本間善夫”の検索では同姓同名の方の研究業績も入ってしまうが,以下のようにすればよいことがわかり,上記ResearchmapにもそのURLを記載した。
・CiNiiによる“本間善夫 NOT (応用物理学会 OR 電子情報通信学会)”検索結果