2006-01-01から1年間の記事一覧

大学の文化的資産

欧米の大学はその所在地の文化的拠点を兼ねている場合が少なくないが,日本でも歴史的所蔵品などの展示施設を保有している大学があってうらやましく感じることが再三ある。最近話題になった以下のようなものもその一例であろう。 45年間の眠りから目覚めたデ…

Googleによる学術論文検索サービス日本語版

先日, グーグル、学術論文検索サービスの日本語版を年内開始(日経,2006/08/07) というニュースが出ていたが,今朝届いたメールマガジン最新号, Academic Resource Guide,第252号(2-1) に,すでにβ版が稼動しているという情報が出ていたので早速試し…

ブログ検索と社会そして新潟

2006/07/30に“坂口安吾賞”を検索語にしたテクノラティによるブログ検索結果例を示したほか,このブログでも時々ブログ検索を利用した記事を書いている。報道機関ではなく一般の人たちがある事象をどう受け取っているかを知る上で今やブログ検索は欠かせない…

大学人とインターネットの関係を考える本

今日届いた本について別ブログに記載。下の図は同記事から『日本最初のホームページ』。 ARG岡本さんの新刊と学び合う場としてのWebの歴史(こども省,2006/07/31) なお,記事に書いたように自作サイトのプロバイダ版(私費で運営)は本日10周年だが,その…

国産検索エンジン開発とNIIの「想」

上の記事の朝日新聞連載「ウェブが変える」第2回の『検索エンジン』ではアメリカ産検索サイトに負けない国産検索エンジン開発が急務になっていることも紹介されている。 「ITによる「情報大航海時代」の情報利用を考える研究会」での検討状況と「情報大航海…

佐渡市市民環境大学のサイト開設とSNS利用

2006/01/19に少し書いたように,昨年から「佐渡市環境審議会」に参加している。その関係で,以下のページが開設されたという連絡が届いた。サイト運営をNPO法人に委託しての情報発信である。 佐渡市市民環境大学 審議会では佐渡の宣伝を兼ねてのブログの活用…

インターネットで新潟の情報を広げる

朝日新聞で4日前から一面で「ウェブが変える」というWeb2.0時代をテーマとした連載が始まり,これまでにウィキペディア,検索エンジン,ウィニーが取り上げられ,今日はロングテール。記事にあるようなビジネスの世界だけでなくブログやSNSなどを使った個人…

明日の特別支援教育関連講演会(新潟市)

教職をとっている学生には夏休み前に宣伝してあったのだが,うっかししていて内容や予約の有無の確認が今日になってしまった講演会の案内です。学生や卒業生にもメールで連絡したばかりで,どれだけ参加してくれるか。特別支援教育は教科に関係なく教職課程…

オープンキャンパスを終えて

2006/07/17に書いたように先週はオープンキャンパスがあった(右画像は学生の作品と一緒に掲示した「生命情報学演習」でのポスター作例)。毎年,来てくれた高校生にまずは大学生活の楽しさを知ってもらいたいと思うのだが,今年はどうだったろうか。同記事…

続く豪雨

九州各県や山陰・北陸,長野県などで豪雨が続いており,被災者の声に胸が詰まる。 降水の状況(気象庁) 解析雨量・降水短時間予報:全国 「解析雨量・降水短時間予報」の画像(2006/07/23・15時) 参考:Googleによる“”ニュース検索結果 新潟市でも何日か土…

11月に新潟市で開かれる学会と“バイオ”考

もう少し早く書きべきだったのだが, 2006/11/14-15,新潟市の朱鷺メッセにおいて, 第29回情報化学討論会 第34回構造活性相関シンポジウム が併催される。私はどちらにも入っておらず新潟開催を知らなかったのだが,所属している共催学会の方から発表申し込…

国会図書館WARPの保存情報(別ブログ記事続報)

先回記事で紹介した別ブログ記事の続報。 国会図書館WARPで甦る(?)N88BASICプログラム(こども省,2006/07/23) 以下の画像も上の記事を参照していただきたいが,私のページと並んでいるのは現在も, 連載「松永和紀のアグリ話」(FOOD・SCIENCE) ※プロ…

国会図書館サーバに収録された電子論文(別ブログ記事)

2006/07/10に書いたWARP(国立国会図書館)の続報,少し専門的になるので別ブログに記載。 国会図書館サーバに収録された電子論文(こども省,2006/07/19) 以下に,WARPサーバに保存された数式の画像例と,「はてな」の数式表示機能によるものだけ並べてお…

家庭科教員ブログとWeb2.0

以前, 新潟県における幼保・小・中・高と高等教育の連携は?(2006/01/15) に書いたように,共学になれば家庭科の教職を出すのは難しくなるかもしれない。OGに対しては別の科目の免許を出せるようにして便宜を図りたいと個人的には期待しているが,現在の…

高知女子大学の共学化問題ほか

本ブログ記事, 各地の公立大学も激動の真っ只中(2006/03/19) などで取り上げ,『高知在住』さんからも再三貴重なコメントをいただいている高知女子大学の改革問題に関して,以下のような記事が出ていた。 共学めぐり対立 女子大と県(高知新聞,2006/07/1…

新刊「水俣病の科学 増補版」

新潟水俣病の原因解明について追記された増補版。別ブログに記載。 「水俣病の科学 増補版」の刊行(こども省,2006/07/16) ※参考:本ブログでの『水俣病』言及記事一覧

国立国会図書館WARPの新装開店

昨日の記事で取り上げた, WARP(国立国会図書館) が本日リニューアルオープン。以下がキーワード“県立新潟女子短期大学”で検索した結果で,現時点では書誌・本文検索件数が398件で,トップは環境省から私のコンテンツにリンクされている資料となっており,…

「これからホームページをつくる研究者のために」いよいよ発刊へ

先々月の記事, ARG岡本さんの「これからホームページをつくる研究者のために」への期待(新潟県短ブログ,2006/05/05) で紹介した本が,今月末に刊行されることが岡本さんのメールマガジンでアナウンスされた(なんと上のエントリーが同書への『寄せられた…

坂口安吾賞の創設

別ブログで, 坂口安吾デジタルミュージアム(こども省,2006/03/19) を取り上げたことがあるが,今日になって以下のニュース。 安吾賞を創設しました(新潟市;応募締切りは2006/07/31) 出でよ、現代の安吾(坂口安吾デジタルミュージアム) 反骨「坂口安…

Webで偶然見つけた「元気だしていこー!新潟」のロゴ

上の記事とも少し関連するが,Web情報をいろいろチェックしていたら以下のようなサイトが見つかり,そのコンテンツの中に標題のようなロゴがあって一瞬驚いてしまった。災害時にWebの果たす役割は大きく,県外のサイトもいろいろ応援してくれていることがよ…

新潟水俣病資料館と環境問題取り組みへの機運

2006/06/24に書いたWebコンテンツの重要性とも関連して。 新潟県庁のサイトに,以下のアナウンスが出ている。 「環境と人間のふれあい館ホームページ」作成に係る企画コンペの実施について(新潟県,2006/06/27) 環境と人間のふれあい館 -新潟水俣病資料館-…

28年前と29年前

map:x139.0378y37.9228:map:w400 ※ブルーリボン画像(ご自由にお使いください)

米本昌平さんの新刊と聴けなかった講演会

このところ読みたい本が次々と出てきて,今日もネット書店から8冊到着。その中の1冊が, 米本昌平,「バイオポリティクス 人体を管理するとはどういうことか」,中公新書(2006) 変化の激しい生命科学あるいは常に新規な視点が求められるSTSの分野で常に先導…

環境問題関連のテレビ放送目白押し

一部放送直前ですがNHK総合TVで。 にっぽん再発見 ハイビジョンふるさと発「この街に生きた足跡を求めて〜尼崎」(10:05〜) 痛快!環境トーク 砂漠に挑むニッポン人(13:45〜) 九州沖縄スペシャル「水俣 それぞれの祈り」−胎児性患者の50年−(15:05〜) 藤…

“Web2.0”と新潟ブランディング

先週末は,ふらりと東京の風に当たりに行ってきた。 発作的東京充電(こども省,2006/06/21) 美術館回りしたのは自分の肉眼でいいものを見る必要性をいつも感じているからであり,その動機付けになる種の多くは学生時代に培ってもらったものだと改めて思う…

42年前の新潟地震と亀田郷

6月16日という日が近づくと毎年思い出す,H小学校の6年生だった時の体験を別ブログに記載。 新潟地震のこと(こども省,2006/06/16) ここにあげた, 新潟地震水道施設被害報告書写真集 を見ると,液状化など新潟特有の問題もよくわかる。 それで忘れてなら…

リビング・サイエンス本が届く

2006/01/09に, リビング・サイエンス宣言 をあげて期待を込めて紹介したリビング・サイエンス,2006/01/11で発刊を予告しておいた, 古田ゆかり・佐倉統,「おはようからおやすみまでの科学」,筑摩書房(2006) がネット書店から今日届いた。 冒頭の宣言で出…

今度は県短生パワーで国際貢献

2006/05/24に書いた産学共同の成果に続いて,今度は国際貢献。詳しくは,理科離れや教科書問題とも絡めて別ブログに記載。 分子データ集で国際貢献&国内貢献(こども省,2006/06/07) ここで取り上げたニュース, 「研究者が欲しい情報を集約」――サイエンス…

男子が入れる女子大学

今ほど目にしたニュース。 名は「中京女子大」、でも「男子学生受け入れ」(読売,2006/06/04) 本学でもできること,やらなければならないことはいろいろある。

今年の白書から(水俣病,少子高齢社会,科学技術創造立国)

先日, 出生率が大幅低下「1.25」に、社会保障の前提に影響も(日経,2006/06/06/01) というニュースがあったばかりだが,日本という国が今後どうなっていくのか,まさに正念場である。 そんな中,以下の2つの白書が公表された(一部は今後公開)。 平成18…